インデックス投資は勝者のゲーム by ジョン•C•ボーグル

アメリカでは銀行口座には支払い用のChecking accountと貯金用のSaving accountに別れていて、Saving accountにお金を入れておくと金利がつきます。アメリカの銀行口座の金利は日本と同様低く、銀行にお金を預けてもお金は増えず、逆に手数料や口座維持費でお金は減るばかりです。

そんな情勢の中、資産運用のために日本でも購入可能な上場投資信託(ETF)の積み立て投資を開始したのですが、資産配分や債権ファンド、ETFと投資信託の使い分けについてあまりはっきりとした情報は得られにくいです。

今回投資についてのモダンクラシック的な本で特に参考になりそうな記述があった本を目にしましたので紹介します。

インデックス投資は勝者のゲーム 株式市場から利益を得る常識的方法 (ウィザードブックシリーズ) [ ジョン・C・ボーグル ]
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概要

著者は低コストで有名な投資信託会社バンガード•グループの創業者です。最近日本のバンガード支社が撤退との記事を見かけましたが、それもコスト削減のためだそうです。

この本の出だしの富豪一族の例え話は面白く、一気に内容に引き込まれました。

タイトルの通り、インデックス投資のすすめの本でトレーディングは敗者のゲーム、インデックス長期投資は勝者のゲームという結論です。

しかしインデックス投資長期投資をするのは簡単なようでいて難しいらしいのです。そのため本書では信念が揺らぐことのないようにその理論的な説明がされています。

個人的に気になった点

インデックス投資についてはネット、Youtube、Kindle unlimitedの本で割と情報が集めやすいですが、資産配分はどうするのがベストなのか、債権ファンドの扱いはどうするのか、ETFと投資信託の使い分けについてはあまりはっきりと書かれたものは少ないように思います。

本書にはこれらのことについて記載があったので、少しモヤモヤが解けた気がしました。

ETFはいらない?

まず、この本ではETFはいらないという結論です。ETFは投資信託をトレードできるおもちゃにかえたものという言い方がなされています。

ETFは手数料が安いのが特徴ですが、投資信託の購入手数料も近年低下が続き実質的な差はないように思います。

ETFは日本でも海外でも買い付けができるという大きなメリットがあるので、海外留学者にとっては非常にありがたい商品です。日本に帰っても保持ができるのですから。

債権ファンドのおすすめ

株式はS&P変動がおすすめされ、債権はトータルボンド•マーケット•インデックス•ファンドがよくこれを75%、投資適格社債25%で債権のポートフォリオを作るというのが一例として提示されていました。

ただ、これは米国国内でのお話です。

資産配分

また株式と債権ファンドを、併用するのがよくその比率は取れるリスクに応じて株式の比率をあげるというといういわゆる王道的な配分です。

新興国株式についての記載は特にありませんでした。本著は6版ですが、今後の改訂に期待です。日本人としては最終的に日本円にかえることを考えると為替リスクも考えないといけないので、本書の内容はあくまで参考程度です。

おわりに

本書はバンガード社の低コストインデックスファンドびいきの本です。素晴らしくわかりやすい記載で参考になりますが内容は古く現状を踏まえてアレンジしていくことが必要です。

米国債権ファンドは一考に値しますが為替リスクがつくので安全資産とは言えず、又近年は債権と株式が同じような動きをして資産配分がしにくくなっており悩ましいです。

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